乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?
 最近日本でも関心が高まってきた「乳幼児突然死症候群」は、何の前ぶれもなく乳幼児が突然死亡する病気です。
 乳幼児突然死症候群は、英語名の「Sudden Infant Death Syndrome」の頭文字をとって「SIDS」といっています。

 SIDSは、乳幼児が寝ている間に、いつの間にか死亡していたという例がほとんどです。そのため、親も全く気がつかないことが多いのです。
 SIDSは、日本ではあまりよく知られていませんが、2000人に1人ぐらいの頻度で発症しており、年間600〜700人の乳幼児が亡くなっています。また、生後28日から1歳までの乳児の死亡原因のトップは、SIDSであることが分かっています。SIDSの発症が最も多いのは、生後4〜5ヶ月の乳児で、特に4ヶ月の乳児の死亡原因のうち、実に60%近くをSIDSが占めています。生後6ヶ月を過ぎると発生率は低くなり、1歳以降になると非常に少なくなりますが、2歳までは起こる可能性があるといえます。

 SIDSの原因は今のところはっきり分かっていません。いろんな説が立てられていますが、確定的なものは、まだありません。これに注意すれば、SIDSの予防ができるというものはないようです。しかし、危険性を少しでも低くすることは可能です。
 

SIDS発症の危険性を低くするための留意点

1)赤ちゃんを寝かせるときは、仰向け寝にする。
2)妊娠中や赤ちゃんの周囲で、タバコを吸わないようにする。
3)母乳が出る場合には、できるだけ母乳で育てるようにする。
4)必要以上に厚着をさせたり、暖房をきかせ過ぎたりして、過度に赤ちゃんを暖めすぎないようにする。
5)常に赤ちゃんの様子をチェックし、異常をできるだけ早く察知する。

留意点の1つでも多くを実行し、かわいいお子さんの成長を見守りたいですね。