更年期障害
|
|
人生80年の時代です。特に女性は50歳前後になると閉経という体の大きな節目を迎えます。
閉経前後の10年は更年期と呼ばれ心身のバランスを崩しやすく、いわゆる更年期障害を起こしがちになります。 何とかこの不安定な時期を上手に乗り切って素敵な第2の人生を送り、自身のQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)を高めましょう。 更年期障害は女性ホルモンの分泌が急激に減ることにより起こります。その症状は急に体がほてったり、のぼせて顔が真っ赤になったり、やたらと汗をかくようになったりします。また、胸がドキドキしたり、夜によく眠れない、腰や手足が冷えて辛い、肩こりや腰痛がひどい、疲れやすくていつも体がだるい、イライラして気分が落ち込む等です。 その他に肌に潤いがなくなり、膣炎、膣粘膜の萎縮、性交障害、尿失禁、膀胱炎などが起こります。また、女性ホルモンは骨にも深く関わりを持っており、この時期には骨がもろくなり骨粗鬆症になります。 女性ホルモンには血管にコレステロールがたまるのを防ぐ働きもあります。従って、この時期には動脈硬化を招き、脳障害、心筋梗塞などの血管障害を引き起こしやすくなります。 欠乏した女性ホルモンを補うなめ、ホルモン補充療法があります。これは、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの錠剤を服用します。この治療を始めると1〜2ヶ月でのぼせ、ほてり、多汗、不眠などの症状が消えていきます。 最近では、更年期障害だけでなく、骨粗鬆症や動脈硬化症などの成人病の予防、痴呆予防、閉経後のQOLの向上の面から非常に注目されています。 ホルモン剤の服用による副作用としては開始後、 月経様出血を認める人がいますが心配はいりません。 発癌に関しては、特に子宮体癌・乳癌ですが、定期検診をしてもらいますから殆んど心配なく治療を受けてください。 また、いつまで続けるかに関してはその人、 その人で違いますが体の落ち着きが取り戻せたときに止めればいいと思います。弱いホルモン剤にしたり漢方薬、精神安定剤を服用する方法もあります。 その他、ご質問などあれば来院時にお聞きください。 |
|
更年期の主な症状
|
|||||
|
|
|
|
|
||
|
ほてり・のぼせ |
頻脈
動悸 |
頭痛・頭重感
不眠・憂うつ イライラ・不安感 |
肩こり
手足の関節痛 腰痛 |
||
|
|
|
|
|||
|
めまい
立ちくらみ 耳鳴り |
しびれ感・痒み・皮膚の衰え
アリが這うような感じ 知覚が過敏、あるいは鈍感になる 膣の萎縮症状・性交障害 |
||||